去年の直木賞、です

廃墟に乞う

廃墟に乞う

 初めて手に取った作家さんだったが、読みやすかった。主役の刑事さん(@休職中)の年代が掴み難かったのだが、アラフォーで良いのかな?北海道の地域性が事件の背景にあるということで、ニセコや夕張の描写はノンフィクションの要素を多分に含んでおり……単なる娯楽小説では済まない凄みもちらりと感じられました。特にニセコはそんな感じになってるなんて(本当だとしたら)知らなかった。代表作とされる「警官の血」もいずれ読んでみたい。