隠し武器とは卑怯なり

 「仮面ライダー響鬼」。ミュージカルシーンにはもはや開き直りました。雲がいきなりカエルになってるのも別にいいです。違和感を感じる私の方が修行が足らんとです。第一、仮面ライダーでミュージカルやっちゃいかんなんて誰が決めた?ああ!?(<キレるなよ)
 それより作風がとにかく「クウガ」とかぶりまくりなのが気になってます。最近気づいたけれど、あの時々挿入されるでっかい漢字はクウガの時刻表示と重なるし、他にも敵怪人の「人であって人ではない」雰囲気とか、戦いの物語と同時進行で全く別の物語(明日夢の受験話)が進む点とか。なによりヒビキの苦悩やら緊張やらを超越したあの態度が五代雄介と重なってしょーがない。これはおそらくプロデューサーである高寺成紀氏の趣味意見が反映されてるのだろうけど、できればあまりヒーローには人間離れしてほしくないなぁ。
 それに、いくら強いとはいえ戦いの場面が「退治」「駆除」みたいになってるのは正直どうかと。ヘルズクローの場面はどっちが悪役がわからんかったし。


 辛口っぽくなりましたが、演技陣は流石です。細川茂樹氏はやる気たっぷりじゃのお。