最初から最後まで予定調和だらけのまったり青春恋バナ映画であったが、ゆるいなりの心地さがあり嫌いではない感じであった。
というかお話が単純な分「ハ※ル」より面白かった。「
千と千尋」のお
湯屋のような文化部校舎の乱雑な描写が非常に見てて楽しく(大学のサークル会館を思い出した)、もっと
カルチェラタンでの青春群像をフィーチャーしてくれたらお気に入りの作品になったかもしれないなあと思ったら、
カルチェラタンにまつわる一連の展開は原作にないオリジナル要素だったのですな。というか、まっ先に
布施明の歌を連想したのだが、地名というか、学生たちが集う場所って意味もあったのか>
カルチェラタン。
んで先日、
タダ券を貰ったので心斎橋でやってる「コクリコ坂展」を見に行ったのだが、あの
カルチェラタンの描写は他ならぬ宮崎ゴロー監督が手がけていたということが判明。というか、ゴロー監督はもともと公園や居住区など景観にこだわる設計の仕事をやってて、
ジブリ美術館もデザインの総監督を務めたとのことで、なるほどな〜と。
ジブリ美術館行ったことないんだけどw。