グインサーガの16巻目を読んでみた
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1983/09
- メディア: 文庫
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戦乱の時は終わりを告げた。亡国の公女と成り果てたアムネリスはクムの虜囚となり、スカールは草原の民とともにノスフェラスへと旅立っていった。クリスタルでは厳かかつ華やかにレムス一世が戴冠し、ナリスは摂政に任ぜられる。ここに中原の華パロは回復した。しかし、運命の糸車は漸く序章を紡ぎ終えたばかりであった。
え〜この表紙の青白い顔の人、レムスだよね?なんだかかぶってる冠(?)がウロコだらけで「クムっぽい」感じがしたのだが。……やっぱり彼にはカル・モル(というか、こいつ悪役だったんだなw)が憑いてるようで。さて、そんなレムス一世陛下とナリス摂政は今後うまくやっていけるのか……やっていけたら物語にならないわなーっっと(笑)。王城の地下でレムスは何を見たのか、何を吹き込まれたのか、気になる処です。そして、全てを失って開き直りの道(?)を歩み始めたアムネリス、一気に大人になった感じ。魔王ハドラーのごとく中ボス(ラスボスじゃなくあくまで中盤の盛り上がりで登場する最強キャラのこと)としてパロの前に再び立ちふさがるのかなぁ。
アムちゃん、レムス、ナリスに続いてスカールまでもがノスフェラス(やっぱりこの地が物語の鍵を握っているのか)に興味を。というか、スカールって私より年下だったんだ……(作者が「スカおじさん」とか書いていたのでそれなりのお歳かと思ってたら、実はナリスと同じ歳、という表記があってええええエーーッw!)。スカさんは覇権なぞには興味はないが、やはり男として世界を駆け巡る者として、未知の領域に惹かれるのだろうなぁ。なんだかスカさんて前田慶次みたいだ……と、今回は90年代ジャンプネタをかけてみました。