崖の上のポニョ!!!

ポニョ

 選手権大会が始まったら観に行く暇がないと、今日フライングで観に行きました。あらすじは至って単純(1行で済むよ*1)。不思議な映画でした。以下ネタバレ。
 不思議というのは確かに1時間40分観た筈なのに、「え?もう終わり?」みたいな。あっという間だったというわけではなく、「起承転結」の「起」と「承」と「結」はともかく、「転」はどこいっちゃったのー!みたいなw。決してつまらなくは無いし絵は相変わらず映画の向こうの世界なのが惜しすぎるくらい魅力的だし、ラストに流れる「ポーニョポーニョポニョ♪」もばっちり決まってゲ○戦記で堕ちたジブリクオリティまだまだ健在なり!と思ったが、どうも1本の映画を「観終わったー!」という気分*2になれなかったのが……ううむ。短編(「ON YOUR MARK」とか)で済む筈だったのが、ちょっと設定と作画に凝ってみたら、いつのまにか長編作品になってました!な、そんなゆるーい印象の映画でした。あのリボンの女の子は恋敵役としてもう少し大きく扱われるのかと思ったが、割り込む余地全く無かったな(^^;)。
  物語中盤で主人公の住む街がほとんど水没してしまうのだが、なぜか街の人たちが全くオロオロぜすむしろ楽しそうにしていたのが非常に良かった。「ハプニングを楽しめ!」というのがこの映画の裏テーマなのかしらん(多分違う)。
※追記・唯一怖いと思った箇所。魔法で大きくしたポンポン船がもとの大きさに縮んでしまった時、それに合わせるように船の中においていた宗介の帽子までもが小さくなったが、もし宗介があのまま乗っていたら一緒に小さくなってしまっていたのでは?
※更に追記・宗介が母親を名前で呼びすてにしているのは、仮にも5歳児とはいえお姫様を「守ってあげる」立場の少年が「お母さーん」ではちと締まらないからでは?と勝手に推測。いや、監督が今どきの親たちに喧嘩を売っているのかもしれんがw。