決意表明

 中日が53年ぶりに日本シリーズを制覇したが、なんだか最終戦落合監督の采配を巡って真っ二つに意見が分かれているらしい。

 玉木なんちゃらという人が物凄い勢いで書いた(と思われる)批判文を読んだが、まああの試合終盤「すわ、完全試合か!?」とわくわくわくわくボルテージを上げてた人は、まあその夢を無残に取り上げられて「おのれこの糞落○め!!!!!」て怒る気持ちはなんとなく判ります。いや、判りたい。ブログで、残念だった観たかったああもうあのわからずやのくそぼけの落合めが……って毒づいても全然OK。いや、むしろそういう素直な気持ちを残しておくのは大切なこと……だと思う。
 が。んが。
 どーも各ブログを巡ってると。もにょもにょする気持ちにさせられるのはどちらかというと「山井投手続投派」の日記だったするんですな。これが。で、なんでそうなるかというと。原因となる一文は主に「夢がない」とか「ファンをないがしろにしている」とか「ファンの気持ちを踏みにじった」とかそんな主意の文章に激しく嫌悪感を感じるからだと漸く気づきました。そりゃそーだ。勝手に価値観代弁されてるんだもの。勝手に野球ファンなら誰でも完全試合が何が何でも観たいと定義づけている。ファンの総意はそうなのだとご立派にまとめて下さっている。でも、私は大舞台での記録に野球の醍醐味を感じたことは一度も無いのだが。夢がないというが、去年日本シリーズで敗北したチームが今年やりかえしたというのは痛快ではないのだろうか、そういえば今春球界からリストラ寸前だった打者が見事にMVPを取って勝ち組に返り咲いた*1のは夢物語でなくて何なのだろう?ともかく「ファンの気持ちを〜」と個人ブログでいけしゃあしゃあと書いてる人は自分の傲慢さに気づいているのだろうか?
 先入観はよくないと思いながらも、上記のような文章を書いているのは圧倒的に男性が多いような気がします。……が、よくよく思い出してみると柳沢さんの「産む機械」発言のときも、野党の女性議員さんたちが勝手に「すべての女性を代表して抗議する」とか勝手に抗議する仲間にされてしまって何だかなあと不快な気分になりましたことを思い出しました。ごめんなさい。やっぱりそういう風に語る人は男も女もないのでしょう。うむ。
 なんつーか、上記のような日記は自分がブログを書く上での反面教師にしようと思います。自分の考えや価値観を世間一般の考えと安直にすり替えないように。

*1:今だけの頂点という可能性もあるけどw