ルナシー(と云っても河村某のバンドじゃない)

 久方ぶりにシネヌーヴォに行った。前に行ったのが火星人メルカーノ(プロフィールに貼ってる写真のやつです)の時だから、1年半ぶりくらい?あいも変わらずこぢんまりした雰囲気の映画館です。
 が、今日は人が多かった。整理券まで配ってた。チェコアニメの大御所、ヤン・シュヴァンクマイエルの最新作がようやっと大阪で封切られたから。で、待たされた挙句に観れた作品には違いないのだが…。

 ルナシー≪LUNACY≫というのは「狂気」という意味らしい。今さらヤンの映画で「きょうきー」なんて云われても何だかなぁと思っていたら。本当に「何だかなぁ」という映画だった(^^;)。てか、冒頭で「今回は自己満足の作品になってしまいました」と監督自身が語っておいて、本当に自己満足の域を超えてないし……。何?時々インサートされる肉のアニメと本編との関連性?さっぱりわかんなんかったよ!そんなん!!!(爆)。「オテサーネク」のように簡単でもイマイチ。今回のように難解すぎてもイマイチ。映画ってむずかしいのね。
 救いだったのは今日がレディースデーだったということと、まあぴくぴく動く肉で久々ヤンの世界を垣間見れたことかな。狂気ならこないだ読んだリンゴ恥子さんのやつの方がよっぽどキテる。本物のあとには幾ら巨匠の作品でも作り物は作り物。